投資

FXで掛かる税金

・申告分離課税
FXで得た利益にかかる(個人の)税金は、
他の所得とは切り離されて別に納税する申告分離課税になっています。

申告すべき利益を得た期間は、一月一日から十二月三十一日までですが、
実際には、一月一日の午前七時から翌一月一日の午前六時五十九分五十九秒となっているようです。

税率は、国税部分が、15パーセント、プラス復興特別所得税0.315パーセント、
地方税が、5パーセントとなっています。
ただし、年間の利益が20万円以下の場合は申告が不要のようです。

・複数の業者を使っている場合
申告分離課税は、FXや先物(先物取引に係る雑所得等)などで得た利益に対しては
損益の通算ができますが、他の種類の所得とは損益の通算ができません。
複数のFX業者を使って取引をしている場合や先物取引などを同一期間に行なっている場合は、
損益の通算ができますので提出書類の作成をすることになるでしょう。
なお、先物取引に係る雑所得等というものに何が該当するかは国税庁に照会してください。

・損失の繰越
FXを含めた「先物取引に係る雑所得等」に該当する取引によって、
一月一日から十二月三十一日の期間に損失が出た場合は、
確定申告をすることによって過去三年間まで、その損失額を控除できます。
ただし、これは2011年から始まったものですから、それ以前の損失は控除の対象になりません。

・必要書類
税金の確定申告は細々としていて面倒なものです。
特に給与所得者は、(所属事業所で年末調整をしているため)ほとんど確定申告などしたことのない人が多いでしょうからなおさらの事と思います。

申告に必要な書類としては、分離課税用の申告書、先物取引の雑所得計算書、取引履歴のわかる損益を記した報告書(取引が多いと膨大になります)、(控除できる)経費などの明細、領収書などがあります。
また、給与所得者の場合は、源泉徴収票、確定申告書Bが加わります。
損失を繰り越す場合は、別に書類を添付します。

ここまで記してみますと、
読んでいる方もFXなどの税制の簡素なあるいは無税の海外へ逃避したくなると思いますが、
実際、多くの利益をあげた方で海外に行かれた数は少なくないと推察されます。